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『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』(げきじょうばん かめんライダーりゅうき エピソードファイナル)は、2002年8月17日より東映系で公開された、特撮テレビドラマシリーズ「仮面ライダーシリーズ」の『仮面ライダー龍騎』の劇場版作品。 キャッチコピーは「想像を超える壮大な戦闘〈バトル〉。」、「龍騎、衝撃の結末。最終回、先行映画化。」。同時上映は『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』。 == 作品概要 == 平成仮面ライダーシリーズの劇場版としては通算2作目。当初、仮面ライダーの劇場版は30周年記念の前作『仮面ライダーアギト』のみの予定であったが興行収入で大ヒットを収め、本作以降の仮面ライダーシリーズも映画化されている。公開日も前作は9月だったが、前作の好評を受けて本作は夏休み中の8月に公開された。 テレビシリーズの外伝的ストーリーが描かれた前作『アギト』の劇場版に対し、今作ではイベント的な側面を強化し、「テレビシリーズに先駆けて最終回を先行公開」することをアピールし、物語が終焉を迎える最後の3日間を描いた〔。しかし結果的には、テレビシリーズとは結末の異なる「もう1つの最終回」という扱いになっている。本作の時間軸はテレビシリーズの第48話~第50話(最終話)に相当する物語になり、本作の一部の要素はテレビシリーズの終盤にも取り入れられている〔例として挙げると、士郎がタイムリミット3日前に教会の廃墟に生き残っているライダー達を集める。レイドラグーンの大群が現実世界への大移動を開始し、変身した真司と蓮が立ち向かう。北岡が令子とデートの約束を取り付けるなど。〕。 本作の内容は当初テレビシリーズの結末として考えられていたものであり、当初の構想を先行して公開してしまうことで、その後のテレビシリーズは“ライブ感”を重視して製作されていった〔劇場版公開後のテレビシリーズでも、仮面ライダーオーディンの扱いや、浅野めぐみの登場など、劇場版との繋がりが曖昧な設定が新たに加えられている。〕。テレビシリーズ終了時、雑誌でプロデューサーの白倉伸一郎は脚本家の違いから、脚本家井上敏樹による劇場版の結末を「井上最終回」、脚本家小林靖子によるテレビシリーズ最終話の結末を「小林最終回」と呼称し、白倉は小林靖子には「劇場版は読まなくていいです」と指示した。またテレビシリーズ最終話の監督も、劇場版の田﨑竜太監督ではなく石田秀範監督であった。 公開前のみならず、公開終了後も情報の露出が徹底的に制限され、終盤の展開やリュウガの正体は実際に本作を観ないと分からないようにされていた(これらの情報は、テレビシリーズの放送終了に合わせて正式に公開されている)。また、前作同様マスコミ用に配布された台本も後半の部分は削除されていた。 また劇場版『アギト』では友情出演として藤岡弘、が出演したが、本作では当時既にメジャー俳優として活躍し始めていた賀集利樹や要潤などの『アギト』のレギュラー陣が友情出演している。 本作では特撮作品では初めてパナソニック製の業務用HDビデオカメラ「VARICAM」を使って撮影されたものである〔デジタルシネマカメラ VARICAM/映画史100年・沈黙の革命 パナソニック・イズム 〕。 テレビシリーズに先駆けて、仮面ライダー龍騎の最強フォームである龍騎サバイブや、シアゴースト、レイドラグーンが先行登場している。 オープニング興行成績は2002年度の東映配給作品として上位の成績を収め公開延長された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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